第607回 ペルシュタイムズ編集後記

こんにちは。
ペルシュタイムズ編集後記です。

10月、2015年秋冬号が発刊されました。
通算8号目。
ご覧いただいている皆さま、ありがとうございます!

今年からモデルに勝山在住の英語の先生ジョスリンをお迎えして、
印象的な表紙をアウラクロスフォトディレクション前田龍央さんに撮っていただきました。

こうやって並ぶと、ほっこり嬉しくなります。



★アウラクロスフォトディレクションはこちらから ⇒

さてさて、今号のテーマは「和」。
洋菓子の世界に和を取り入れるなんてことはよくあると思うのですが、
たとえば、ショートケーキの苺の代わりにあんこを使うとかね。
そういうものでなくて、
もう少し「和の文化」に注目したいということで、
いろいろ学びまして、私もとても勉強になりました。

その中のひとつ、以前から興味のあった茶室のしつらえについて。
茶室は総合文化といわれていて、
建物や庭、出される器、お菓子、身につけている着物など
なにひとつ無駄なものはない、
ということは知っていたのですが、
“テーマを表現するものを重複させない”
ということは、今回の取材や表紙スタイリングの際に、
職人さんから聞いて初めて知ることでした。

例をあげると「秋」がテーマの茶席で
掛け軸に「柿の木」が描かれていたら
お菓子には「柿」は用いない
ということ。
栗やもみじなど、柿以外で秋を表現するものをモチーフにするんだそう。




表紙撮影では、
福井市で茶道を教えてくださる坪田三和先生の茶室をお借りしました。
「お月見」をテーマに秋の夜長を愉しむ雰囲気を作りたい
と相談したところ、
当日は「月」と書かれた掛け軸をご用意してくださいました。

もし、この部屋から本当の月が眺められたら
きっとこの掛け軸は「月」ではない何かだったのでしょう。

見えないものを、見えるものに置き換えて表現する。
連想する、妄想する、思いを巡らせる。
これは、「察する」という日本独特のうつくしい文化であるようにも思います。




でも、言葉にしなきゃ分からないことがたくさんあるのも承知。
NHKの朝ドラ「あさが来た」で玉木宏演ずる新次郎が
床で色気のない誘い方をするあさ(波瑠)にむかって
 新「“都のさめ”、言いますねん」
 あ「みやこのさめ…?」
 新「“興(京)ざめ”、言うことです」
という台詞。

「どういうこと?」と解釈が分からないあさに対して
まずはストレートに言わない上に言葉遊びも含んでいる…
なんて粋なんだろう!
と、あらためて日本の文化は面白いなと感じた次第です。

そんな言葉遊びが上手にできるようになるにはまだまだ先のこと。
まずは、和の文化と同じく、
余計な言葉は使わずシンプルにうつくしい文章が書けるよう
日々精進を重ねて参りたいと思います。

というわけで、
次回は、来年1月に3期目に突入するペルシュタイムズが発行される予定です。
そのときまたお会いしましょう。

追記:
10月27日(火)20:00~
お月見茶会を開催します。

満月の晩、足羽山デッキの一番高いところから月を眺めて、
秋を感じてみてください。
ペルシュ×足羽山デッキのコラボパンケーキを味わいながら
塩善茶舗の竹内さんがおいしいお茶の淹れ方を教えてくださいます。


ぜひお時間のある方は…
と言いたいところなんですが、実は定員に達してしまいまして…。

またご要望が多ければ2回目の開催もあるかも!

cannal press ヨシダ



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