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インスピレーション(第659回)



お店に並ぶケーキはいつもご自身で考えられるのですか?

本当、ありふれた質問を初見の方からされます。
出入りされるメーカーさん、取材のライターさん。カメラさんなどなど。
ペルシュの「売り」はそのアイテムの多さ。と表現するのも間違いない。

新作のスイーツはどのように生まれるのか?



ペルシュの店頭ではパウンドケーキ、クッキー類で50種類ほど、マカロンも常時10種類、常々同じアイテムでは作る方も面白くない。そんな想いもあり、パウンドケーキ、マカロンには季節の食材を取り入れたものを提案。店頭に登場したものを数えればはっきり言ってキリがない。

さらっと言ってしまうが、作り手が飽きるということは、当然来店されるファンにとっても同じことがいえるのじゃないか?

どちらにとっても有益であるというのは、自分の中では大切に感じているところで、妥協したくもないところ。


日々の反復から得ることができること。職人と呼ばれる、仕事士というのは、辛抱強く「石の上にも三年」の言葉の通り、無骨にその技術に磨きをかけ、より良くを追求する様にも感じるのだが。
トレンドという名の世間の流れにも合わせなくてはならないことも事実。

石の上にずっと。
それじゃあ飽きちゃうでしょ。
無骨なものこそ真価が問われる。
年間通じて安定した商品を提供し続けるのも、季節を感じられるものを提供するのも、両方不可欠だと思う。



今の季節、ちょうどケイクオランジュを焼き始めたところ。
清見オレンジの入荷時期に合わせて、自家製でピール、マーマレードを仕込んで生地に加えて仕上げていく。


ケイクオランジュへはこちらから

素材から入り込むことがインスピレーションのひとつ。
せっかくイチから作るならその良さを最大限引き出したい。
焼き込むこと。他の素材と組み合わせること。それが間違いのない黄金比であったり、初めて目にする驚きであったり。

感覚と感性を大切にする。なんて言い切るにはやはり経験の積み重ねに他ならない。
いろんなものを見聞きして、実際に食べたり感じたり。あぁ、そうなのか。という上辺の理解ではなく、体感したり実感したりが欠かせないと思う。
(至って当然だが)

もうひとつ。
色。カラーを取り入れる切り口も時としてインスピレーションを掻き立てる。


今一番リアルに店頭に並んでいるケイクモザイクohana
地味な焼き菓子にカラーリングを施すというコンセプトが事の発端。少し色合いのニュアンスが違うにせよ、ベリーの味わいを感じ取ることができる「何か」というのが決まるまではいろんな想像を巡らせるわけだ。

表現したいことを実際にカタチに落とし込めるというのは、夢や目標を具現化できたり実現性として感じ取れる事のできる素晴らしいことだと思う。たとえそれが最初は模倣、真似ごとだとしてもそのうち自分のオリジナルとして色づいていくのは自分の努力の賜物になるということを忘れてはならない。

インスピレーションの源と、表現の幅というのは密接、もちろん素材に対するこだわりもそう。
諦めない意思を持って挑むことに誇りを持って。
投げ出すのはカンタンだから余計そう思うのである。

答えになってない?
それは違う。生み出したいことが内側にないからだ。
したいことがインスピレーションそのものである。したくない、何もない。出てこない。無理は良くない。そこに気持ちがこもらないからだ。







PUSCIFER "THE ARSONIST" official video

あ。違う。どちらかといえば表現の幅で使うべきやつだw 
見たまんま。地味に笑えるので一見の価値ありかも。
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